仮想通貨を綴る

ビットコイン、イーサリアム、ブロックチェーン、マイニング、オルトコイン、PoW、PoS、ハードフォーク。 次々と出てくる用語に惑わされずにがっつり稼ぎましょう。

仮想通貨を安全に保持するために

インチェック事件収束なるか?!

昨日ブログにもしたようにコインチェックによるNEMの流出事件は、コインチェックが全額JPYで補償する、ということで終わりそうです。

kasocoinnn.hatenablog.com

もちろんそれだけで終わるわけではないということはいろいろとありそうなんですけど・・・

www.tomabechi.jp

憲法違反!かなり厳しい指摘です。コインチェックからのJPYでの返済は一律88.549円です。コインチェックによると出来高の加重平均を使って価格を算出とのことですが、既にNEMの市場価格はこの価格を超えているので、もしJPYで返金された後に再度NEMを購入しようとすると、これまで持っていた枚数よりも少ない枚数しか買えないことになります。もちろん一番いいのはNEMで返してくれることではありますが。。。

 

しかし、それよりも、、、

www3.nhk.or.jp

あ、あれま・・・補償すると発表したはいいものの、いつ、ということは明言してませんでしたね・・ツイッターなどでは出来高からすると500億くらい余裕やん!なんて声もありましたが、数字上支払い能力があるということと、実際に用意して支払いを行う、ということはまた別の問題なのかもしれません。

インチェックの顧客はいわゆる出川組と呼ばれる、仮想通貨取引を始めてからそれほど時間が経過していない、コインチェックが出川哲郎を使ったCMを始めてから、初めて仮想通貨取引をした人達がかなりの割合でいると思われます。昨年12月くらいに初めて、ボーナス使ったりして仮想通貨を購入した人達ですね。

NEMの価格というか仮想通貨の価格自体がその時期に異常な暴騰を見せていました。だから恐らく彼ら彼女らのほとんどが高掴みをしてしまい、現在は含み損状態だと思われます。その人達にとっては損失確定をさせてしまうというのが今回の補償措置です。そしてこの人達の一定割合(かなり高めかも?)は、もう仮想通貨取引はやめよう、ということで、JPY(現金)を引き上げる可能性があります。そうすると、コインチェックは数字を顧客の画面上に表示させるだけではなく、実際にその顧客の銀行口座にお金を戻す、というオペレーションをしなくてはならないでしょう。どれくらいの人が引き出しを望むのか読めませんし、そこでまた何かオペレーションミス等のリスクだってあります。見通しというのはそういったことも含めて意味になるのかもしれません。

一方で、もっと前にNEMを購入していた層にとっては今回の補償措置は、強制的な利益確定措置、ということになります。課税対象にならない方法もあるかもしれませんが、まだあまりはっきりとしたことはわかっていません。これも結構影響ありそうです。

ということで、CC事件はまだまだいろいろなことが起こりそうな気がしている次第です。

投資の基本は自分の資産は自分で守ること

あまりじたばたしても仕方がないので・・・大事なのは今回の事件から何を学ぶか、ということになってくるでしょう。

ずばりそれは、自分の資産は自分で守る、ということです。それは別に今回の仮想通貨取引所が、そもそも非中央集権的な思想で始まった通貨である仮想通貨を扱っている、ということとは関係が無く、どんな資産であっても、人任せにしてはいけない、ということです。文句を言っているパワーがあるのであれば、自己防衛策を高めることに使いなさい、ということですね。

今回の仮想通貨のケースで言うと、ハードウェアウォレットを使うことで、取引所には通貨を置かない、ということです。コインチェックはbitflyerなどの仮想通貨取引所はJPY、つまり円で仮想通貨を購入する時には避けて通れないと言えます。

OTC取引(Over The Counter取引)、要は相対取引と言って、直接誰かから送金をしてもらうのであれば別です。例えば、知り合いと話をつけて、1BTC120万円で送ってもらうようにするとか。(120万円は銀行口座に振り込み、BTCはウォレットのアドレスに送ってもらうとかです)。しかし、、、あまり一般的ではないですよね。。

となるとやはり取引所は避けられないのですが、購入した後、特にその通貨を取引所で使わない(例えばBTCを使って他の通貨を購入するなど)のであれば、つまりいわゆるガチホールド(HODL)するのであれば、今回のようなことが起こるリスクを見越して、ハードウェアウォレットに入れておくことが最善策ということになってくるでしょう。

ということで、筆者も早速ハードウェアウォレットであるTREZORとLedger Walletを購入しました。決して安くはないお買い物ですが・・・それよりも今回のようなことが起こったときの損失(それは金額的なことはもちろん、精神的なことも含めて)を考えれば、必要経費でしょう。あ、これは必要経費ですね、文字通りw

ということで、次の記事でTREZORとLedger Walletの購入の仕方を説明しようと思います。少し長くなったので、今回はこの辺で~