仮想通貨を綴る

ビットコイン、イーサリアム、ブロックチェーン、マイニング、オルトコイン、PoW、PoS、ハードフォーク。 次々と出てくる用語に惑わされずにがっつり稼ぎましょう。

ハードフォークした新しい仮想通貨がどうして割り当てられるのか

ハードフォーク祭りがやってきそうな雰囲気です。ハードフォーク祭りとは、ハードフォークによって新しくできた仮想通貨にいい値がついて、単純にビットコインを持っているだけでどんどん資産が膨らんでいくということです。

ではどうして新しい仮想通貨はこうも簡単に新規に割り当てられるのでしょうか?理由は2つあると考えられます。

1.ビットコインの台帳を使っているから

ハードフォークは既存のビットコインから分岐していくことを意味しています。分岐というのは新規台帳を作ることではなく、ある一時点から別の方向に行くということです。分岐の理由はいろいろありそうです。処理スピードの改善(処理単位の変更)だったり処理方法の変更だったり。でも分岐ということはそれまでの履歴も使っているということです。ですので完全にその履歴を消し去るのではなく、それまで使っていたものはそのまま使いつつ新しいやり方をしていくということです。なのでそれまでビットコインを持っていた人にも新しい仮想通貨を割り当てるのです。

 

2.利用者をそのまま使いたいから

もしハードフォークした人達(マイナー達)がすごく律儀で、処理方法を変更するならゼロから始めよう、と言い出すこともあるのでは?と思うかもしれません。ただ、これはあまり現実的ではありません。というのも仮想通貨に限らずですが、利用者がいないサービスには価値があまりなくなってしまいます。もちろんすごく使い勝手が良くて、後々利用者が増えるということは考えられますが、そもそももう既に多くの利用者がいて、その利用者達の利用履歴もあるのに、いきなり利用者をゼロにしてサービスを始めようとするのはあまり得策ではありません。

ビットコインがここまで広がったのは、利用者が増えているからです。少しわかりづらいですが、利用者がいるからこそ新しい利用者が増えているのです。ですので、ハードフォークして利用者ゼロから始めます、と宣言したら恐らくあまりそのコインには魅力がなくなるでしょう。

ただし、それはハードフォークした場合です。そうではなく、全く新しい思想や技術や考え方や使い方などを元に始めるというのであれば少し話は違ってきます。これだけオルトコインが出現しているのはそのためです。でもその場合はしっかりとした思想や目的があってこそです。

例としてはイーサリアムなんかはそういったパターンですね。でもビットコインから分岐する、ハードフォークするということであれば、やはり既存のビットコインユーザーを連れて行かない手はありません。利用者がいるからこそ価値を持つのがサービスです。というか仮想通貨というのは何もないところから始まっているので、利用者がいないのは致命的です。ですので、ハードフォークした新しい仮想通貨は既存の利用者にも割り当てられることになりのです。

 

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