Tポイントはどうして仮想通貨に進出しないのか
TポイントはCCC(カルチュアルコンビニエンスクラブ)が発行しているポイントです。いわゆる前払い支払い手段のようなチャージ式なものではなく、何かお買い物をした際のおまけとして付与される、いわゆるポイントです。ちなみにチャージ式の前払い式支払い手段の代表格としてはSuicaがあります。そしてTポイントと同じくおまけポイントなのが楽天ポイントです。ポイントという単語は結構ややこしいですし、利用者はあまり意識することはないかもしれませんね。
そんなおまけポイントであるですが、最近”離脱”ニュースがちらほらあります。
ファミマ、ドトールとこれまでTポイントといえば思いつくようなサービスの”離脱”が報じられています。ファミマの場合は完全な離脱というよりは、マルチポイント化、つまりTポイント以外のポイントも使えるようになるということのようです。
ポイントを使う理由は?
Tポイントに限らず、ポイントを使う利用はなんでしょうか。一番の理由はポイントの使い先が多くある。これに限るのではないでしょうか。ある特定のお店でしか使えないポイントよりより多くのお店で使えるポイントの方が人気が出るのは自然な流れでしょう。もちろんどうしても欲しい商品がある場合は別かもしれませんが、そういったことだけを狙ったポイントというのもあまりない気がします。
これを狙って各社ポイント提携先の拡大にいそしんできたわけです。楽天は自社でつかえる先をどんどんと増やしました。楽天モールに加えて楽天銀行、楽天証券などを作り、楽天経済圏と呼ばれる商圏を作ったわけですね。
一方Tポイントもファミマ、ドトール以外にもENEOS、出前館、牛角、吉野家、ウエルシア、マルエツなどなどとにかく利用先拡大を図ってきました。もちろんTSUTAYAは自社運営ですから言うずもがなです。
だから、離脱というのはすごく痛いはずなんです。ただし、CCCの増田社長のコメントは何か先を読んでいるような気もしますね。日経の記事で増田社長はファミマの離脱が最初に報じられたときの取材に対して下記のように答えています。
「こうなることは見えていたし、考えてきた。これからのことは全部ステルスでやるから、わからないと思うよ」
ステルスと言っているのは、CCCは数年前に非上場化しているので、何をやっているかは表に出てこないことがあるということです。上場会社のように発表や公開をしなくてもいいということですね。
Tポイントの提携先の離脱は見えていたということは、おそらく次の一手は打っているということなのでしょう。
CCCの買収先
そのヒントはCCCがここ何年かで買収した会社にあるのかもしれません。
徳間書店、主婦の友社の出版社2社の買収に続いてカメラのキタムラも買収しました。これらはどのような狙いがあるのでしょうか。
CCCのコンテンツ作りの狙いは?
増田社長はいろいろなところで
「カルチュア・コンビニエンス・クラブは、企画会社です」
というメッセージを発信しています。
そして現状企画としてターゲットとしているのが、出版社の買収から見るにコンテンツ作りなのではないかと思われます。そしてそのコンテンツはデジタルというよりはリアルで消費するもの。ただ、このリアルで消費というのは最近よく言われるコト・モノ消費系の体験とは少し違うかもしれませんね。というのもキタムラの買収から考えると、体験よりももっと文化的な広がり、深みがあるコンテンツ消費を作り出したいと考えているのではないでしょうか。その象徴的な場所が代官山のTSUTAYAです。座って書物を読む。コーヒーを読みながら自分の好きな本に触る、読みふける。こういった体験をすることが出来る場所が代官山のTSUTAYAです。
漫画喫茶のように狭い個室に押し込まれ、ファーストフード、甘いジュースを飲みながら、ネットをダラダラとやりながら漫画を読む空間とは全く異なります。何を求めてその場所に行くのか、ということが全く異なると言うことです。
CCCの次の狙いは
となるとCCCの次の狙いは何になるか。予想もつきませんが、無理にやってみると、、、例えば会員制のサロンのような場所とか。ある特定分野に特化した人がサロン参加者に向けて幅広くかつ深い情報を与えると共に、参加者と共に議論をしながら文化的な交流をするような場所です。
最近入場料がある本屋として話題になった文喫なんかも少し近いかもしれません。
ネットの発達、検索やソーシャルメディアによるシェアによっていろんな情報に触れられるようになりましたが、実はそれらの情報は偏っているかもしれないのです。正確ではないとは言いませんが、それまであったセレンディピティーと呼ばれる偶然の出会いのようなものはどんどんと少なくなっていっているようにも思えます。世の中のトレンドにならないといけない。そんなプレッシャーもあるのかもしれません。
しかし情報との出会いというのは本来そういったものではなく、ある日いきなり突然であった情報にほれ込む、場所にほれ込む、人物にほれ込むといったこともあるでしょう。そういった場を提供していこうとしているのかもしれません。
次の注目取引所トークンBKEX、口座開設方法
最近取引所トークンが熱いといわれています。バイナンスの取引所トークンであるBNBも時価総額が20位以内とかなりの規模になっています。
直近で話題になった取引所トークンと言えばFcoinのFTですね。スタート時から40倍になっているとか。
取引所トークンが人気の理由
取引所トークンが人気なのは、2つ理由があります。
1.価格高騰
2.配当(それも日々)
というか2があるがゆえにどんどん1の価格高騰が進むといった感じでしょうか。
Fcoinは人気のあまり、日々の配当計算が間に合わなくなります・・・なんてアナウンスしてました。そうしたら少し価格が下がりましたね。。
既に数十倍になっているので、これから大幅な価格上昇は見込めないかもしれませんが、日々の配当だけでもかなりお得な状態であることはまだ間違いありません。
次に来るのはBKEXか
こういったのはいかに早くブームに乗るかが大事です。何かスキルがあるか、お金を多く持っているか、ということは関係なく、適切なタイミングに必要なことをやったか、それだけが関係してくるというものです。
なので、次に来るのが何かをとにかく情報収集することが大事と言えるでしょう。そして次に来ると言われているのがBKEXという取引所です。
こちらも配当型の取引所トークンを発行することを名言しています。しかもアカウントを作り、KYCまで完了させると4,000枚もらえます。
こんな感じです。KYCには約1日ほどかかりました。そしてKYCの画像アップロードは少し難航しました。何度やってもうまくいかなかったのですが、少し時間を置いたらうまくいったので、諦めずに何度もチャレンジするのがいいのではないかと思います。
これはGoogle2段階認証でも一緒でした。登録がたくさん来て、システムが若干混雑しているのかもしれません。。
以下BKEXの登録方法です。BKEXはこちらから
アクセスしたら右上の言語設定を日本語に変えてあげましょう。
登録をクリックします。
電話番号は使えないようなので、「メールで登録」を選択しましょう。
そして、メールアドレス、パスワードを入力したら、「drag to complete puzzle」を引っ張ってあげます。その後、その下にある青いボタンを押してあげましょう。そうすると記入したメールアドレスにコードが送られてきます。
送られてきたコードを「招くコード」というところに貼り付けてあげて、利用規約にチェックを入れて、「アカウント作成」ボタンを押してください。
次はKYCです。
ログインをしたら、右上にある「マイページ」をクリックし、一番下の実名認証の「すぐに認証する」というボタンをクリックしてください。
1.パスポートに記載された名前(アルファベット)
2.パスポート番号
3.パスポートの顔写真が掲載されているページの写真
4.パスポートの表面の写真
5.bkex.comと今日の日付を書いた紙とパスポートを持った自撮り写真
これらを提出してください。時々3はパスポート表面、4はパスポート裏面と書かれていることがありますが、裏面だと意味がないと思われます。。
KYCの審査が終わるとBKEX取引所トークンが4,000枚付与されます。こんな感じですね。
KYCは少し時間がかかるようなので、気長に待ちましょう~
日本のCCCのTポイントは仮想通貨?
日本の大手企業にCCCという会社があります。CCCはカルチャーコンビニエンスクラブの頭文字です。Culture Convinence Clubですね。
こういわれるとなんだか難しそうな名前に思えてしまいますが、実はこのCCCはTUSTAYAを運営している企業です。そう、CD、DVD、ビデオのレンタルをやっているTUSTAYAです。
映画好き、海外ドラマ好きな人であれば、もしかして少し前までであればお世話になっていたかもしれません。さすがに最近だといろいろとストリーミングサービスもあるので、ちょっと陰が薄いかもしれませんが。。
ストリーミングサービスでオススメはamazonプライムです。amazonの通常のお買い物でも特典を受けれるので、かなりお得だと思いますよ。
さて、そんなTUSTAYAを運営しているCCCですが、他にも有名なサービスを持っています。それがTポイントです。ファミマに行った際にレジでTポイントカードお持ちですか?と聞かれたことありませんか?後はガソリンスタンドなどでもTポイントカードについて聞かれることがあるかもしれません。
TポイントはCCCが発行するポイントで1円=1ポイントの価値を持っています。何かお買い物をした際に一定の割合(例えば購入額の1%のような形)で付与され、後からそのポイントを使ってお買い物ができるというものです。
ファミマでもらったTポイントをファミマで使ってもいいですし、ガソリンスタンドで使ってもいいです。TUSTAYAで使ってもいいです。Tポイントに加盟している店舗であればどこでも使えるというものです。
似たようなポイントに楽天ポイントがあります。仕組みはほぼ同じで、使える場所やサービスが異なるというものです。
そしてこのTポイントが仮想通貨かどうかということですが、全くもって仮想通貨ではありません。仮想通貨といってもいろいろあるのですが、TポイントはあくまでTUSTAYAが管理をしている中央集権型のポイントでしかありません。
CCCが今後止めます!といったら使えなくなります。また、仮想通貨である取引所への上場といったこともありません。さらにマイニングなんてこともないのです。仮想通貨をどう定義するかにもよるのですが、Tポイントは呼べても電子通貨というところまでになるでしょうね。
ハードウェアウォレットTrezorの使い方 ~購入、配送、開封編~
いよいよTrezor購入
ハードウェアウォレットが大事ということはわかりました。そしてハードウェアウォレットはメルカリ、さらにはamazonからでさえも不安が大きい、もしかして自分の財産を持っていかれてしまうかもしれない可能性があるということがわかりました。
ということで、メーカー販売サイトで買うことにしましょう。
真ん中下の方にある緑色の「Get your TREZOR」というボタンを押してください。
Colorの下に白い丸と黒い丸があります。これで色を選びます。その下にある「Save €22 with Multipack」は纏め買いすると安くするよ~というものです。その下に「(2x Black, 1x White)」と書いてあるように、黒を2個、白を1個買うと22ユーロ割引になるというものです。(表記はいずれも執筆現在のものです)
薄い緑色の「ADD TO CART」というボタンを押すと上記のようなポップアップが出てきます。左側は「2月中に出荷します。追加料金はありません」。右側は2~5営業日で出荷する代わりに10ユーロ追加料金が発生します。」というものです。どちらか好きな方を選びましょう。
上記は左側の追加料金無しを選択した場合の画面です。複数個買いたい場合はこの画面上でも個数を増やすことができます。左下にあるDHLのロゴのところにカーソルを持っていくと、DHLによる早期発送オプションの追加をすることもできます。但しその場合は26ユーロ追加料金が発生します。
さらに、注意したいのが、受け取りの際に追加で支払いが発生することです。
輸入内国消費税等1,200円、立替納税手数料1,080円。正直何の費用かわからないのですが・・・wしかも家の人に立て替えてもらっていて、後から知った次第ですwまぁこれも自分の資産を守るための費用だと思って払いましょう。
とうとうTREZORがやってきた
1週間ちょいくらいでしょうか。DHLで送ってもらいました。配送状況は「DHL On Demand Delivery」というメールが来るので、状況がわかるようになっていたようですが、実はそこまでは細かく見ませんでした。でもDHLを利用したのは、少しお金を払ってでもいち早くセキュリティーレベルを上げたかったためです。
TREZORが入っている袋。特に意味はないですが、一応アップ。内側にクッションが入ってます。
そしてこれがTREZORパッケージ
きちんと未開封で送られきています。当たり前と思うかもしれませんが、これが重要であります。
If you suspect the package has been opened by someone
elese, keep the box as it is and contact the TREZOR support..
もしパッケージが誰かに空けられていたかもしれない場合は、そのままにしてサポートに問い合わせてください。
これ、非常に重要ですから、怪しいと思ったら、サポートに問い合わせましょう。めんどくさいって思うと、後で泣くことになります。
そして、、、なかなか開封ができません。これも開封済みでないかをチェックできるポイントです。誰かが既に開封していたら、こんなことにはなりませんからね・・・
無事開封できました。これが中に入っているものです。本体1個、ユーザーマニュアル、リカバリーシード、USBケーブル、ステッカー4枚、ストラップです。これも欠けていたりしたら開封済みの可能性があるかもしれませんので、ご注意ください。ステッカーは何に使うんでしょうね。。。あ、PCに貼るのか。。申し訳ないんですが、あんまりそういうことしないので・・
ストラップもどうなんでしょう。キーホルダーのように持ち歩くわけではないですからね^^;
とりあえず無事TREZORが到着しましたので、これからセットアップに入って行きたいと思います。しかし、そこに大きな壁が存在していたのです(続く)
ハードウェアウォレットTrezorの使い方 ~心構え編~
コインチェック事件からはや1週間?!
コインチェック事件から1週間ほどが経とうとしています。しかし仮想通貨界隈ではなんともいろいろなことが起こっているため、あの事件発生からまだ1週間しか経っていないとは思えないくらいです・・・というかまだ2018年は2月に入ったばかりなんですね。。3年くらい経ってしまっていたかと思いました。。
先日は金融庁の立ち入り検査もありました。いろんなことが言われているようです。
うーん。JPYの出金の目処が立っていないということです。本当にコインチェックには支払いのための現金があるのか。かなり心配になっている人は多いでしょうねー
XEMは返ってこないと思われます。というか返ってくるってどういうことなんですよ。犯人が自首して、警察の眼の前でコインチェックの口座に送金するとか?
既に犯人の動きが始まっているようです~
仮想通貨への投資は究極の自己責任
まさにこれでしょうね。 もちろん他の投資だって自己責任でしょうけど、それ以上に自己責任の範囲が広いような感覚ではあります。誰も守ってくれません。
bitFlyerはセキュリティで世界一と評価されました。https://t.co/JmhB5jv6AU pic.twitter.com/D4LeRUicPa
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2018年2月3日
外部の評価で日本のbitflyerは世界一という評価を受けました。これで安心ですね!と思ってしまったら、、、危険です。あくまで評価であって、実際にハッキングされないという保証は何もないわけです。とにかく自己責任で自分の財産、つまりコインは自分で守らないといけないわけです。
そうなってくると必要になってくるのがハードウェアウォレットです。これまでやらねば~と思ってやっていなかった人も多かったでしょう。これを機にやりましょうね。使い方は、難しくは無いと思いますが、少し面倒ではあります。しかし、せっかく増やした!と思っていた資産があっという間に今回のコインチェック事件のようになくなることを考えたら、そんな手間どーってことないでしょう。自己責任ですからね。
ハードウェアウォレットといえば、やはりこちらの2つ。
どちらも十分な実績があるハードウェアウォレットですが、購入前に一番重要なのが正規の販売元から購入することです。重要なのでもう1度別の言い方で。フリマアプリなどの誰が前に使ったかわからないハードウェアウォレットの購入は絶対に避けてください。アマゾンでさえ、危ない可能性があります。
正規の販売元で一番いいのは、メーカーの本サイトから購入することです。上記のリンクはメーカーの本サイトになっていますので、英語がわかる方は上記のリンクから購入するのが一番安全です。
というか、そこまで難しい英語はありませんから、メーカーのサイトから買うのが一番安全です。マニュアル等もよく読めば何も難しいことはありません。面倒ではありますが、資産を失うことを考えれば面倒どころの話ではありません。
どうしてフリマ、そしてamazonでさえも危ないということがわからない場合は稼動通貨への投資を諦めたほうがいいかもしれません。それくらいに重要なことになってきます。ハードウェアウォレットへの投資をけちるようだと、仮想通貨投資で収益を上げることは難しいかもしれませんね。
自分の資産は自分で守る。できることを全てやった時に事故が起きてしまったら抗議しましょう。でも仮想通貨は逆にですね、通常の現金など以上にセキュリティーを高めることもできます。現金であれば、銀行がミスしたら、もう終わりです。でも仮想通貨は自ら堅牢なセキュリティー環境を作ることができるのです。それも何も自分で爆弾を弾き返すような金庫を買い込む必要もないのです。ハードウェアウォレットをきちんと使いこなせば、今回のコインチェック事件にも対応ができるのです。
心構えとしては以上になります。
コインチェック事件・・・まだまだ先は長いかも?
昨日コインチェックが、不正送金されたNEMを全額現金で返金というニュースをお伝えしました。
記者会見を見た際は、もうすぐにでも・・・という雰囲気もあった中、突然の返金の発表に仮想通貨界隈はかなり明るい雰囲気が出てきたイメージでした。88.549円での換算ということで、、、一時110円を超えるところまでなぜか値段は上がったとはいえ、0円になるかもしれなかったものが返ってくるのであれば・・・という感じではなかったしょうか。
しかもですよ。なんと
なお、返金原資については自己資金より実施させていただきます。
この一文に、ビットコイナーだけではなく、ビジネスマン全員がびっくらこいたのではないでしょうか。
500億円?
— ロン (Long) (@CEO_loves_tech) 2018年1月28日
キャッシュで一括払いしますよ。
20代のうちに言ってみてぇー!!!
(もう30代になっちまってるぜ。。)
誰もが言いたい・・・というか、今までそんなことを言ったことがある人いるんだろうか!500億?あ、お支払いします。ん?形式?キャッシュで!これにはかなりのコメントがされているのをツイッターで見かけました。いかに仮想通貨取引所が儲かるか、というのがほとんどではありましたが、中には手数料が高い・・・ということをもっと知るべきだ、というツイートもありました。
昨日からシンガポールのプロジェクトとこんな会話が避けられない状況。
— Junya Hirano 平野淳也 (@junya_1991) 2018年1月29日
「CCがハックされたって?」
「で、500億円を自己資金で補填」
「そんなお金どこに?」
「CCは板がなくて6%のスプレッドがあるから利益体質で」
「けど、そんな取引所であればユーザーは他社を使うのでは?」
「それはですね。」
いわゆる出川組と呼ばれている、コインチェック社がCMを出した後に、仮想通貨の取引を始めた人達は、、、手数料のことをあまり意識してなかったのかもしれません。いや、あのアフィリエイト報酬からすると、その前からかもですね。
なのにどうしてコインチェックは利用者を増やし続けることができたのでしょうか。それは恐らく現在国内では利用者数を増やす競争が異常に激しいからですね。まぁそういった考察はまた今度。
ちなみに、出川組とは・・・
最近新たに覚えた用語:
— 澤亜澄 Sawa Azumi (@SawaAzumi) 2018年1月29日
1) 出川組:出川のCMで参入してきた人
2) 出川組2.0:ハッキング騒動の後に参入した人
3) 出川刈り:暗号通貨長者を強奪する事
4) ローラ組:ローラのCMで参入してきた人
5) CC:GOXした通貨を法定通貨で補償する事
6) ビットコインチェック:元政治家が暗号通貨を購入する事
とにかく返金される、この業界まだまだ成長余力あるぜよーということで何か浮き足立った感もあったコインチェック事件でしたが、、しかし・・・
あ、あれ。。何だか風向き変わってきた?だって返金するとはいったものの、、、さらに・・・
【入金について】
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2018年1月28日
現在、日本円の入金は通常通り可能となっておりますが、日本円の出金に関しましては不可となっております。また、日本円以外の取扱仮想通貨に関しましては、現在入出金を停止しておりますため、ご注意くださいますようお願い申し上げます。
https://t.co/v0GSx9dLtr
おっと、、入金したはいいものの、出金はできないと言う状況。そして取引ってビットコイン以外はできないというのは変わってませんか??
ちなみに筆者が1月27日に試みた小額のETHとXRPの出金は今のところまだ完了しておりません。。
こんな状況について、いろいろな人が声を上げ始めています。
コインチェック 現預金が「偶然」NEM暴落後の463億円分だけありました、なんてことないだろう 現預金で元の580億円補償すべきだと思うが 金融庁はそこちゃんと指示すべき 顧客に落ち度はないわけだから
— 岡三マン (@okasanman) 2018年1月29日
コインチェックのNEM流出 ホットウォレットだマルチシグだってパワーワードで煙に巻かれてる人多いけど、問題は「誰がどうやって」システム不正侵入に成功したのかってとこ ネットバンクに不正侵入されてお金を勝手に引き出されて「ホット銀行口座だったのでメンゴメンゴ」と言われて納得するか?
— 岡三マン (@okasanman) 2018年1月29日
私はNEM保有者じゃないから何も言及してこなかったけど、CCのNEM保有者はもっと声を上げた方がいい。投資者側にも管理責任があるとはいえ、”安全に保管するのは技術的に難しい”とCCが認識しながら顧客の資産を預かっていたのは経営責任を問える。NEM保有者は訴訟した方がいいんじゃない?
— 澤亜澄 Sawa Azumi (@SawaAzumi) 2018年1月28日
もちろん金融庁も・・・
返金対応によって何か問題解決がされたような雰囲気もあったりしますが、何よりも流出した原因特定がどのように進められているのか、ということについては現状発表がないので、、心配ですね。そこが改善されていないと、同じようなことが今後も起こる可能性があるということで。もちろんそれ以外の原因でも起こるので、もれなくやって欲しいところです。人材確保の難しさはあるのでしょうけど、500億一括キャッシュで!というのはそのための資金力でもあると思うのですよね~
仮想通貨を安全に保持するために
コインチェック事件収束なるか?!
昨日ブログにもしたようにコインチェックによるNEMの流出事件は、コインチェックが全額JPYで補償する、ということで終わりそうです。
もちろんそれだけで終わるわけではないということはいろいろとありそうなんですけど・・・
憲法違反!かなり厳しい指摘です。コインチェックからのJPYでの返済は一律88.549円です。コインチェックによると出来高の加重平均を使って価格を算出とのことですが、既にNEMの市場価格はこの価格を超えているので、もしJPYで返金された後に再度NEMを購入しようとすると、これまで持っていた枚数よりも少ない枚数しか買えないことになります。もちろん一番いいのはNEMで返してくれることではありますが。。。
しかし、それよりも、、、
あ、あれま・・・補償すると発表したはいいものの、いつ、ということは明言してませんでしたね・・ツイッターなどでは出来高からすると500億くらい余裕やん!なんて声もありましたが、数字上支払い能力があるということと、実際に用意して支払いを行う、ということはまた別の問題なのかもしれません。
コインチェックの顧客はいわゆる出川組と呼ばれる、仮想通貨取引を始めてからそれほど時間が経過していない、コインチェックが出川哲郎を使ったCMを始めてから、初めて仮想通貨取引をした人達がかなりの割合でいると思われます。昨年12月くらいに初めて、ボーナス使ったりして仮想通貨を購入した人達ですね。
NEMの価格というか仮想通貨の価格自体がその時期に異常な暴騰を見せていました。だから恐らく彼ら彼女らのほとんどが高掴みをしてしまい、現在は含み損状態だと思われます。その人達にとっては損失確定をさせてしまうというのが今回の補償措置です。そしてこの人達の一定割合(かなり高めかも?)は、もう仮想通貨取引はやめよう、ということで、JPY(現金)を引き上げる可能性があります。そうすると、コインチェックは数字を顧客の画面上に表示させるだけではなく、実際にその顧客の銀行口座にお金を戻す、というオペレーションをしなくてはならないでしょう。どれくらいの人が引き出しを望むのか読めませんし、そこでまた何かオペレーションミス等のリスクだってあります。見通しというのはそういったことも含めて意味になるのかもしれません。
一方で、もっと前にNEMを購入していた層にとっては今回の補償措置は、強制的な利益確定措置、ということになります。課税対象にならない方法もあるかもしれませんが、まだあまりはっきりとしたことはわかっていません。これも結構影響ありそうです。
ということで、CC事件はまだまだいろいろなことが起こりそうな気がしている次第です。
投資の基本は自分の資産は自分で守ること
あまりじたばたしても仕方がないので・・・大事なのは今回の事件から何を学ぶか、ということになってくるでしょう。
ずばりそれは、自分の資産は自分で守る、ということです。それは別に今回の仮想通貨取引所が、そもそも非中央集権的な思想で始まった通貨である仮想通貨を扱っている、ということとは関係が無く、どんな資産であっても、人任せにしてはいけない、ということです。文句を言っているパワーがあるのであれば、自己防衛策を高めることに使いなさい、ということですね。
今回の仮想通貨のケースで言うと、ハードウェアウォレットを使うことで、取引所には通貨を置かない、ということです。コインチェックはbitflyerなどの仮想通貨取引所はJPY、つまり円で仮想通貨を購入する時には避けて通れないと言えます。
OTC取引(Over The Counter取引)、要は相対取引と言って、直接誰かから送金をしてもらうのであれば別です。例えば、知り合いと話をつけて、1BTC120万円で送ってもらうようにするとか。(120万円は銀行口座に振り込み、BTCはウォレットのアドレスに送ってもらうとかです)。しかし、、、あまり一般的ではないですよね。。
となるとやはり取引所は避けられないのですが、購入した後、特にその通貨を取引所で使わない(例えばBTCを使って他の通貨を購入するなど)のであれば、つまりいわゆるガチホールド(HODL)するのであれば、今回のようなことが起こるリスクを見越して、ハードウェアウォレットに入れておくことが最善策ということになってくるでしょう。
ということで、筆者も早速ハードウェアウォレットであるTREZORとLedger Walletを購入しました。決して安くはないお買い物ですが・・・それよりも今回のようなことが起こったときの損失(それは金額的なことはもちろん、精神的なことも含めて)を考えれば、必要経費でしょう。あ、これは必要経費ですね、文字通りw
ということで、次の記事でTREZORとLedger Walletの購入の仕方を説明しようと思います。少し長くなったので、今回はこの辺で~