仮想通貨は裏付けがないから信用できない?!
仮想通貨の裏付けは?
仮想通貨は裏付けがない幻想の世界。そういった指摘があります。
最初の記事は2014年のものです。当時はまだ1BTC=3万円とか。12万円になった時に少し話題になり、そしてマウントゴックスの事件も何だか物好きな人達が・・・といった感じで語られたものでした。
しかし、ビットコインをはじめとする仮想通貨に裏づけがない、という指摘は今もされています。それが2番目の記事の方です。そこでされている指摘は
仮想通貨には、国家による信用の裏付けがない
というものです。つまり仮想通貨でない通貨(これを法定通貨やフィアットなどと呼びます。参考記事:仮想通貨の話題で聞くフィアットとは? - 仮想通貨を綴る)は国家の信用があるからみんな使う、使われる、ということですね。確かに日本の円は実は日本銀行券という日本銀行、通称日銀が発行した紙幣です。そしてなぜか最近は大量の紙幣が刷られているようです。。
国家の信用があるのなら、、、といって使っているものが、何も信用がなくなったら、、、どうなるでしょう。そんな指摘が記事ではなされているようです。
仮想通貨についての激論!?
しかし、仮想通貨というのはそういった性質のものではないということが言われているのが下記の記事。
どこがアホなんですか?
— 大石哲之 Tetsu Oishi HODL (@bigstonebtc) 2017年11月27日
このツイートから始まった論争です。廣瀬氏の狙いがよくわかりませんがwここで大石氏が主張していることが、仮想通貨に信用がなくても流通する理由の説明になっています。
通常「トラストレス」というと、ネガティブな意味で使います。「トラストレス=信用がない」ために、使われない、といった感じです。しかし仮想通貨の「トラストレス」というのは、少し意味が違うというか逆の意味で、「トラストレス=信用がない」ことを特徴としており、それが使われる理由になっている、ということです。これは国家が発行する紙幣に対するアンチテーゼ的な意味合いも含まれているでしょう。
先ほど書いたようになぜか最近紙幣がどんどん刷られています。好きなだけ刷ることができる紙幣。それは本当の意味で信用があるのでしょうか。
一方ビットコインは発行上限が決まっています。2,100万BTCと決まっています。誰も信用を付与していないけど、流通しているBTC(ビットコイン)。トラストレスという言葉の理解には少し時間がかかるかもしれませんが、トラストレスだからビットコインには価値がある、ということが理解できるといいかもしれません。